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霊魂の不滅
永遠の生命について
会祖・解脱金剛は、昭和17年、神界、霊界、物質界と人間との関係を
『真行』(しんこう)という書籍に著し、神人合一(神との交流生活)の生き方を説かれました。
“我れ亡きあとは繰り返し読むよう”諭されたその『真行』の書より、
会祖が著述した「永遠の生命」についての一節を紹介します。
死滅変転常(しめつへんてんつね)なき現象界に住(じゅう)しながらなお永遠に不滅の生命を自覚し得ることは力強きことである。
肉体の生命に執着(しゅうちゃく)を持つことは自然のことではあるが、死後個人霊の生存する神霊を知ると知らぬとは大いなる相違(そうい)である。まして霊の生活は時間空間を絶し、永遠不滅である以上、それがむしろ生命の本体であることを察したならば、死してこそ真に魂の故里(ふるさと)に帰ることが出来る訳で、死後永遠の生活状況を考えて見るだけでも愉快なものである。
死んで花実が咲くものかと考えている者にとっては死は最大の苦悩で、その死に際(ぎわ)が思いやられるが、死しても真善美の花が咲くことを知る者は幸せである。
人が真に生きる道を知らんと欲したならば、死後の生命にまで悟入(ごにゅう)することである。
——岡野聖憲著『真行』より抜粋
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