せいかつ・そく・しゅうきょう
「生活即宗教」
日々の生活こそ霊性を磨き高める修行です
—— 生 活 即 宗 教 ——
日々の生活そのものが宗教の学び(魂の勉強)であるというのが、
会祖の教えであり私たちの信条とするところです。
生活の中で起こるすべては自己認識を深めてゆくための学びの機会です。
何も出家したり、人里離れて滝に打たれて修行したりする必要はありません。
日々の出来事や体験を通し、自己を反省し自己を認識し、自我充実の生き方を改め、
神のみ心に沿う“世のため人のため”自己を役立たせていく生き方に転換する
——そのような生活をする中、私たちの霊性は浄化され高められてゆきます。
不平不満、恨み、ねたみ、争い、悲嘆などから、何もよいものは生まれません。
どんなことであれ、因と縁の結果により生じたもの、自分についてより認識するための機会と
学びの姿勢でとらえ、神のみ心(宇宙の法則)に沿う生き方に切り換えていく
——私たちは日々、そのような人生態度で生活するよう努めています。
一宗一派を超えた学び
解脱会の特徴的な信仰のあり方は、日本古来の伝統のまま神仏両方を尊崇します。
神道と密教が相まった修験道の流れを汲んだ”超宗派”の教えで、諸神、諸仏を敬い、土地に住んではその地の氏神を敬い、国民としては国祖国神を崇敬し、各家庭ではそれぞれの宗派の菩提寺を尊びます。
宗派を問わず、改宗する必要もありませんので、いかなる宗教や文化的背景をもつ人も入会し学ぶことができます。
家庭における祭祀
家に手を合わす場を設けることは、常に神と向き合い心を合わせることができ、
心の安定した生活を送る秘訣になります。学びをさらに進めたい場合、
ぜひ家に神、先祖をお祀りすることをお勧めします。
本会の祭神の基本は、祭壇の中央に「天神地祇太神」(宇宙大生命の本体)、左に「五智如来」(仏教的表現としての宇宙大生命の活動)、右に「解脱金剛」(教えの師)をお祀りします。通常、神棚と別に、(菩提寺からの)仏壇・先祖の位牌が祀られます。会員は、神棚や仏壇で、朝夕の拝礼や勤行をします。
「天神地祇太神」は宇宙大生命の本体で必然的に諸神・諸仏・萬霊を包含するわけで、その神札一枚の祭祀から始めても構いません。また、先祖からの信仰、あるいは縁あった信仰関係の神仏、諸札等があればそのままお祀りを続けていくこともできます。
写真:神棚とご祭神の一例